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2018年06月22日
BRM616楢葉400km出走(実走編その2)
暗くなってライトを点灯してしばらくすると中央に取り付けたサイコンのセンサー読み取りが不調に。
このせいで左折地点を見逃し数キロの痛いコースミス。
高輝度LEDライトの電波障害か?と思ったら単なるスピードセンサーの電池切れでした。
電池を買って交換すると何事も無かったように復活。
この後しばらくしてEtrexの電池も切れ、こちらも交換。
前半の広域農道のアップダウンもこたえましたが
暗く、寒く、斜度もキツいアップダウンがまさに際限無く続きます。
ここまで走って来た疲労と眠さ、26X26で7kmにも満たないスピードですがとにかく前へ進みます。
交差点の角のスペースで座り込んでいる人
立ったままハンドルに突っ伏して休む人
歩いている人に声をかけると「大丈夫!眠いだけだから!」
そんな自分もしばらくすると睡魔に襲われ軽く意識を失いかけ、
これはマズいと坂の途中の道傍でスマホでアラームをかけて15分ほど目をつぶりました。
永遠に続くかと思われた峠がようやく終わり、PCに到着して一息入れようとしたその時、
先に到着していたライダーの方が一言
「あと4分でPCクローズですよ~」
ええっ!と慌ててまたまたカウンターの脇のミンティアを掴みレシートをゲット。
おかげで間一髪で間に合いました。
今回のブルベは基本的に一人旅でしたが
このように色々な方と声をかけていただいたり引いてもらったり、ずいぶん助けていただきました。
PC5はギリギリで間に合いましたが、次のもてぎもギリギリなのは変わりませんでした。
さらに、キツい峠は終わったとは言え道中は緩やかですがアップダウンが続きます。
あと何キロで何時間、あと何キロで何十分…もてぎに間に合いさえすれば…。
メーターと地図とニラメッコしつつ残りの力をふり絞りもてぎへ急ぎました。
頑張った甲斐あってクローズにかなりの余裕を持って到着。
ここまで来れば残りの3時間で宇都宮のゴールにも余裕があります。
ここまで来たら余裕、同じペースの方と談笑しつつゴールまで。
そして初の完走メダル。ちょっとウルウル来てしまいました。
100km行かないうちから膝の痛みに悩まされ続け
どこまで持つのか…と心配だった今回のブルベでしたが
とにかく前に進む事だけ考え走破した400kmでした。
BRM616楢葉400km出走(実走編その1)
BRM616楢葉400km、スタートしました。
定員100名、申し込み51名、当日出走37名
距離400km、獲得標高5000mを27時間で。
ロクに練習もしていない私にとって厳しい数字です。
宇都宮5:00スタート
雨は霧雨ですが路面は水たまりも多く気温も低めです。
PC1までは穏やかな平地が続きますが
師匠から前もって「ここで貯金を!」とアドバイスがあったので
ほんの少し強めに踏みながら走ります。
途中からはペースが合った人と何となくスピードを合わせ
お互い無言ですが先頭を交代しつつ走る事が出来ました。
その甲斐もあって、結構良いペースを保ちながらPC1に到着する事が出来ました。
PC1 伊王野 8:00
師匠が待っていて声をかけて下さいました。
「良いタイムじゃないですか!ここからはマイペースで!」
心強いです!しかしぼーっとしてレシートを多分食べカスと一緒にして捨ててしまった!?
あわててもう一度ミントタブレットを買い、今度は大事にブルベカードと一緒にしまいます。
最初のピーク戸中峠を越えたら最初の難関、アップダウンの続く広域農道です。
PC1までは途中休憩無しで来ましたが、眺めが良い所で自主的に休憩です。
実は偶然先々週に泊まりに来て下さった整体師のお友達に
靴紐のスペシャルな結び方テクニックと、「休憩の時は靴を脱ぐとリラックス出来る」
と教わったので、ここで実践することにしました。
それにしても前半のこの広域農道のアップダウンはこたえました。
下りきった交差点に、無常にも「止まれ」の標識…。
しかし、これはブルベ。交通ルールは厳守です。
ドリンクも少なくなって来た所で、ようやく自動販売機を発見。
購入していると後からも参加者の方がやってきます。
「いやぁキツいですねぇ」とご挨拶。
PC2 小野新町 12:50
走っている最中はほぼ一人旅ですがPCに着くとこのように何台か自転車があるのでホッとします。
途中にあったカフェに立ち寄りコーヒーをお願いしました。
店内は靴を脱いでスリッパだったようですし
雨の中を走ってきたのでテイクアウト・表でいただくことに。
その後は道も広くなりダウンヒルと国道6号経由で折り返し点
PC3楢葉ファミリーマート16:20
ここからしばらくは海沿い・平地のはず…ですがちょっと雨が強くなってきました。
幸い、手持ちの雨具で寒さを感じるほどではなく、風も体感するほどでもなく…贅沢は言えません。
後半さらにキツく長い峠が待っているという事なので、先を急ぎます。
BRM616楢葉400km出走(準備編)
昨年秋のSR600北関東のDNFから半年余り。
季節的条件の良いこの時期にSR600の再挑戦を考えていましたが諸事情により叶わず、しかしたまたま予定が合ったBRM616楢葉に出走出来る事になりました。
手前の広域農道や復路の北茨城の峠道のアップダウンもボリュームがかなりありました。
ヒルクライム対策でDeoreXTのクランク、付随してメカセットもDeoreを導入する事にしました。
48-36-26・165mm、スプロケット12-26でギア比1:1です。
当日になりました。朝5時という早朝スタートだったのでスタート地点のすぐ近くのホテルに前泊しました。
きたかん400のようなスタートイベントもなく、SR600のような一人旅でもなく、あくまでもクールなブリーフィングの後、定刻5:00にブルベはスタートしました。