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2012年05月16日

TREK 7.3FX ドロップハンドル化 その4&感想

下の写真はドロップハンドルの上に元のフラットバーハンドルを乗せてみたところです。

P1000873.jpg

御覧のようにブラケットを持てばフラットバーより遠く(態勢として身体は低く)「肩」を持てばフラットバーより近く(身体は起きる)なります。

ドロップ化で意外な伏兵だったのはメカ調整やブレーキ交換よりこのポジション決めでした。
ドロップバーに換装して…というか中古で購入してすぐバラしてしまったのでフラットバーでは乗っていませんが…今でもポジションが固まった気がせず、3本目のステムを購入しようとしています。

また、アヘッドのコラムのせいでハンドルの高さがボルト1本で…という訳にいかないのもなかなかポジションが決められない原因になっています。
最初は元々付いていた105mm、次が試しに付けたプレスポの90mm、その後これで大丈夫かな?と思って75mmを入手しましたが、
今度はナントナク近過ぎる感じなので今度は90mmで17度角度が付いた物にしてみました。これで合っても合わなくても決まりだ!(爆)

さてフラットバーからドロップにする一番のメリットは色々な場所を持ってポジションを選べる事です。
フラットバーでもバーエンドバーを付けたりする事で多少改善は出来ますが、
フラットバーのグリップ部を持って走っているとポジションが固定されるので乗り方自体が固定されてしまいます。
対してドロップバーの場合はポジションを替える事で「スイッチ」が切り替わります。

上りに差し掛かり、肩を持って目一杯サドルの後方に座り、前へ蹴りだすように踏みながら坂を上る。
つづら折れのヘアピンコーナーで肩からフードに持ち替えダンシングで一気にパスしていく。
ゆるい下りでドロップバーの下部を持ち、脚に70%くらいの負荷をかけて回しながら3~4人で隊列を組んでメーターを見るとオーバー40km…。

20年以上ドロップバーに慣れ親しんでくると、ある程度の距離を走る事が想定される自転車にはやはりドロップバーが一番だと思います。

※ 話変わってクロスバイクをドロップバーに改造するのは「得策」なのか?

自分は今回のTREK号のコンセプトとして、「より長距離をラクに乗れる自転車」という事を考えました。
今乗っているパナソニックのロードでもスプリント向けでは無いので全然困らないんですが、
ギア比を下げてなおかつワイドにし、よりコンフォートな…でもランドナーではない…といった感じです。
そう考えると、ホイールベースの長いクロスバイクはジオメトリ的にやはり魅力に感じます。
またチューブラーのロードと比べフレームのタイヤクリアランスが全然ありますので、
タイヤを太くしてみたりドロヨケを追加する事も簡単かと思います。
ただこれは私が最初からコンフォートバイクを作る目的で組み始めたからであって、
フラットバーのクロスバイクに乗り始めたけどロードが欲しいからドロップバーにしたいなぁ…と考えると
性格が違う自転車になってしまうのでしばらくすると結局もう一台ロードを買ってしまったりするのかなと思います。

今日知人のMTBと35kmほど走ってみましたが、平均速度は確実に下がっていますが疲れにくい感じがしました。
ただ1:1以上のスーパーローを持つMTBと一緒に坂を上ると、46-36X11-26のこのTREK号でも「ギヤが足らん!」と思いました(^^;)
本当は見栄を張らず、おとなしくフロントをトリプルにしておいた方が良かったかも知れません。

これからの大きな問題は、そうは言うものの「今のロードとどう棲み分けるか」ですね(^^;)
今まではどこへ行くのにもロードでしたが、これからしばらくはどこへ行くのもTREK号になりそうです。

投稿者 とおる : 2012年05月16日 21:01

コメント

今回の記事なかなか参考になりました。
うちもクロスバイクやロードに少しは興味あります。
ただうちが通る道は悪路も結構多いんですよね。
上手い人は何乗っても大丈夫なんでしょうけど。
フラットバーはクイックなハンドリングが利点ですかね。
うちの奥様なんかドロップバーハンドルじゃ、
車止めに突っかかって抜けらんないだろうな。^_^;

世界の多くの国で、普通の兄ちゃん姉ちゃんたちは
皆MTBに乗ってるのに、狭く道路事情悪い日本で
なぜこんなにロードが流行ったんでしょうね?

投稿者 dawa3 : 2012年05月16日 22:55

> dawa3さん

読んでいただきありがとうございます。

確かに悪路があるとロードや細身のクロスバイクはつらいかも知れないですね。

逆に自分は以前ランドナーやMTBも作って山に分け入ったりもしたのですが、
結局舗装道メインになってしまい26inドロップのランドナーすら解体保存扱いになってしまいました(爆)

オフロード(道でない所)ではなくラフロード(悪路)であれば、
700X32C程度あれば何とかなるかと思います。
「シクロクロス」で動画検索すると700x32Cのタイヤで結構なラフロードを飛ばしていく競技があります。

逆にMTBでもセンターリッジがしっかりしたタイヤ(パナレーサー・リッジライン等)であれば
むしろスリックより走行感が軽くなります。

ロードは…流行っているんですかね?

休日にロードに乗っている人が目立つ場所で乗っているから、というのもあるかも知れません(^^;)

私は逆にMTBで壁と電柱の間に挟まりそうになった事があり、フラットバーで市街地は怖いですね(笑)

投稿者 とおる : 2012年05月17日 00:09

P.S.

知人が撮ってくれた画像です。MTBの2人が速かったー(^^;)

http://www.youtube.com/watch?v=8nfutkAmOQE

投稿者 とおる : 2012年05月17日 08:49

自分はそこそこお山にも入って行くんですが
そこでも結構本格的に決めちゃったMTB兄ちゃんが多いですね。
日本人は形から入るところがありますよね。(~_~)

動画見ましたよ。湧き水めぐりいいですね。
青のバイクが一番かっこいいかな(^o^)/
1台はマングースですか?

投稿者 dawa3 : 2012年05月17日 20:14

> dawa3さん

> 日本人は形から入るところがありますよね。(~_~)

ああ、そういうところありますね。特に自転車なんて形から入りやすい趣味ですよね。

私はアマノジャクなので形から入った人をどうやって出し抜くかを日夜考えているようなところがありますけど…(^^;)

黒のMTBはジャイアント、赤のMTBはスペシャライズドのS-Worksという特別仕様っぽいバイクです。
あのスペシャライズドはフルXTR+前後サスでスゴかったー。あんなショックレイアウト初めて見ました!

そしてライダーもバイクに負けずパワフルでしたよ♪

青いバイクは一番ハイギヤードで一番ヘタってたかな(爆)

投稿者 とおる : 2012年05月17日 22:09

僕も動画見させてもらいました。
やはりロードバイクの走りが一番かっこいいですね。
ロードバイクで人間のスピードとは思えない速度を出すのが、ローディのあこがれなんですね。
流行っている理由もそういうことだと思います。

でもロードでは走れない未舗装の土手道も走りたい。
走る道を制限されたくない。となるとマウンテンバイクかクロスバイク。

いや、なるべく車に乗らずに買物は自転車で。
となると、ママチャリ。

3台持てれば使い分けできますが、1台でみんなやろうとすると、クロスバイクにかご・荷台付きとなります。

しかし、みんなやろうとするとどっちつかずになります。
 (*^ω^*)ポリポリ
でも戦車メリダでも、平坦な舗装路なら25km/hキープできるから、まあいいや。

投稿者 トンサン : 2012年05月17日 22:58

> トンサン

> ロードバイクで人間のスピードとは思えない速度を出すのが、ローディのあこがれなんですね。

かつての私はそうでした。

が、高尾→相模の間にある大垂水峠で大クラッシュをしてからその憧れは封印されたのです(笑)

今はスピードと言うより距離を稼ぐ事やタイムと言ってもヒルクライムのタイムですかねー。
それにしてもレースに出たり友人と競ったりする事はずいぶんご無沙汰しております。

確かにロード・ピストやクロスバイクでは平地でもオーバー40kmの速度を出すことが可能ですが、
それはスポーツカーやオートバイで峠を走り回るようなもので周囲の人には迷惑をかけている場合がほとんどだと思います。

ドロップバーは下部を持ってスプリントをかける事も出来ますが、
一方ランドナーやキャンピングのように肩部やブレーキフード部を持ってのんびりラクに走る事も追求された形でもあると思います。

キャンピング車や、MTBが席捲する前にランドナーから独自に派生したパスハンター…フラットバーが多いですが…はそういった快適さや安定感を追求された自転車であると思います。

今でもアラヤ自転車ではランドナーやスポルティーフをラインナップの大きな柱にしており、
昔から自転車に親しんでいる私たちにとっても懐かしさと共にひとつの完成されたフォルムと映ります。
http://www.araya-kk.co.jp/bicycle/index.htm

自転車屋に入り浸っていた頃、憧れていた先輩の憧れていた自転車は、
フルカンパ&レイノルズチューブのクロモリロードと、
フラットバーとドロップバーを瞬時に付け替えられるように工夫を凝らした自作のワイヤージョイントを取り付けたパスハンターでした。

戦車メリダも、私だったらドロヨケやキャリアをワンタッチで取り外せるようにして、
あわよくばサンデーレースにも参加出来るレベルにまで持って行きたいですね!

投稿者 とおる : 2012年05月17日 23:55

UPLたどって来ました。
やっぱりギア比が高いロードと比べて、ドロップハンドル化したクロスやMTBはギア比が低いランドナーに近い形になるんで用途の幅が広がっていいですよね。

投稿者 アキヨ : 2012年05月19日 22:36

> アキヨさん

いらっしゃいませ(^o^)/

その通りですね!さらにクロス&MTBベースならキャリア・ダボまで付いているので色々使えそうです。

投稿者 とおる : 2012年05月19日 23:05