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2015年05月29日
ブルベ(実走!パート2)
赤城山の鳥居です。実はこの画像は、2週間ほど前にクルマで試走に行った時のものです。
GWの終わりに、休みを取っての旅行も兼ね、全行程を回ってみよう、クルマだから早く着いたら自転車で峠の様子も見よう、という算段でしたが、クルマでも到着したのは夕方でした。
さて、若杉マネージャーに見送られてバラ園をスタート、USBライトも問題無く行き先を照らしてくれています。「LOW」X2灯の明るさで十分です。
相変わらず足切りギリギリタイムなので、あまり余裕はありません。
赤城山のPCです。タイムはそれほど遅れませんでしたが、ちょっと疲れてしまいました。
もう周りは真っ暗です。これからからっ風街道と呼ばれる、アップダウンの続く峠道が続きます。
PCを出てからっ風街道にはいり10分も過ぎた頃でしょうか。
前から眩い光が尋常でないスピードで迫って来たかと思うとあっと言う間にすれ違いました。
東回りのトップの選手でした。
ここまで私たちが走って来た距離は150km。と言う事は東回りの選手は250km走っているはず…。
唖然としている暇もなく、アップダウンをこなしていきますが、ここはかなり疲れました。
ここで、ふくらはぎにイヤな兆候を感じました。足がつりそうです。
一緒に走っていた友達のライトのネジが緩んで調整する間に、
漢方薬を飲み、かなり冷えてきたので友達(療法士さんなのだ!)のアドバイスも受け
レッグウォーマー、アームウォーマー、ウインドブレーカも着込みました。これでおさまればよいのですが…。
足をいたわりつつ峠を越え、ようやく桐生の市街地へ入ってきました。
ゆるやかな下り基調の市街地、心配した足つりも無くなったのでトレインでペースを上げます。
途中、東回りのライダーと何人もすれ違います。ベルを鳴らし、手を振りエールを交換しながら走ります。
昼間は天気予報では26度、それに比べればひんやりとした夜の空気の中、車通りもほとんどなく快調に飛ばしました。
その甲斐あって次のPCでは足切りタイムからなんと1時間近くまで貯金を回復しました。
ここからは、まだ真っ暗ですが目立ったアップダウンも無く、ガーミンのおかげでミスコースも無く進みました。
夜が明け、最後の大洗のPC、隣にデカデカと「海鮮丼」と書いてありますが横目で見つつ出発です。
途中までは田んぼの中の平坦路を進みますが、最後になって県境の茂木近辺の峠、最後の難関を越え、前日の10時半スタートから結局仮眠も取らず25時間、11時半過ぎに無事ゴールしました。
雨も降らず、風に悩まされる事もほとんどなく、自転車もナビもノントラブルで、出来すぎとも言えるコンディションでしたが、仲間と一緒に400kmを走りぬいた達成感がありました。
2015年05月28日
ブルベ(実走!パート1)
あっと言う間に当日です。
いや、これは前日ですね。
当日の仕様です。違うのはボトルくらいですが…。
FOCUS MARES AX 2.0 アルミフレーム・カーボンフォーク
ホイール カンパ シロッコ タイヤ コンチネンタル 4シーズン 25C
スギノ マイティツアー 167.5 F46-34 R12-26
GARMIN etrex30
車に自転車を積んで宇都宮ろまんちっく村へ行ってエントリーを済ませました。
スタート前ブリーフィングです。
ゲストライダーの安田団長さんが宇都宮ブリッツェンの廣瀬GMに何か食べさせています。いや、もうスタートですから!
第7グループ、10時30分、いよいよスタートしました。
コマ図1枚過ぎたらサイコンをリセットする形で走り続けます。ガーミン君も機嫌良くコースを指してくれています。
15人程度のグループでしたが、すぐにバラバラ、3~4人何となくまとまりましたが、ブルベは初めてなのでくっついていいのか、悪いのか、かなりのペースで抜いていく集団もありますが、とにかくあくまでも自分のペース優先で、合うペースの人がいればくっつく、そんな感じで走っていきます。
先ほど抜いていった集団も信号を何個か過ぎると信号待ちで一緒になってしまいます。
これはとにかく自分のペースを守るのが一番と言い聞かせ、25km/hプラスアルファでとにかく「400km維持出来そうなペース」で巡航して行きます。
あっと言う間に40kmほど過ぎました。ハッと思って、あまりお腹はすいていませんが先手を打って補給です。それほど疲れてはいないので、ゼリーとミネラルウォーター、アクエリアスを購入。
前のボトルは水を入れて飲む&頭からかける、後ろの縦ボトルは普通のアクエリアス、ビタミン・糖分補給のつもりです。
会計はおさいふケータイを使用。スムーズです。
途中の信号待ちでカワチを見かけたので、足つり防止に一応購入。使わなければそれに越した事は無いので…。
コース上のセブンイレブンはこんなことになっていますが、思ったほどレジで待たされることも無く、トイレもすぐに入れました。
ここで、30分前にスタートした知人と合流。飛ばしすぎか?いや、知人チームはパンクで多少遅れたとの事。ここからとりあえず一緒に走ることにしました。
PC2。買い物をしてレシートをもらうと同時に、貼り付けてある表に自分の通過タイムを書き込むことになっています。
自分のタイムを書き込みますが、8割方埋まっているのにちょっとあせる。
そして、いわゆる足切りタイムまで30分。これもちょっとあせる。
SPC。お菓子をいただきました。ハルヒルようかんとか、ありました。
ここまでのタイムはあまり変わらず、足切りタイムマイナス30分。
このままでメインの赤城山ヒルクライムに突入ですが、さすがに心配になってきたので
次のバラ園までちょっと飛ばすか、と言うことになり、多少ペースを上げてマジメに飛ばします。
バラ園のSPC。我らが那須ブラーゼンの若杉さんと小野寺選手が迎えてくれました!
しかし、そろそろ日が暮れてきました。これから難所赤城山・からっ風街道が待っています。
ブルベ(3rdボトルケージの取り付け)
そろそろ仕様も固まってきたのですが、ブルベの先輩から「暑くなりそうだからトリプルボトルにする」とFacebookに書き込みがありました。
トリプル、と言ってもドリンク2本プラスツールボトル1本と言う事です。
ブルベではそのようにしている方も結構いらっしゃいます。
私も、考えた末トリプルボトルにすることにしました。
ボトルケージをBB下に取り付けるのですが、バンドも考えましたが以前も使ったリベットナットで固定することにしました。
位置を決めて下穴を開け、リベットナットを植えてボトルケージを取り付けます。
チェーンリングとの距離がギリギリなので、進行方向左側にわずかにずらしています。
シクロクロスなので、ホイールベースが長めなのでしょうか。
他の最新ロードに比べて3rdボトルと前輪の間に余裕があるように見えます。
ブルベ(リアキャリアの準備)
前述の輪行袋ですが、例えばサドルバッグの中に入れると輪行袋だけでいっぱいになってしまいます。
サドルバッグの上も、せっかくのショックコードは雨具やウインドブレーカ等をフレキシブルに固定するためにとっておきたいと考えました。
そこで、デッドスペースになっているサドルバッグの下を考えました。
ここに、小型のキャリアを作り、輪行袋を固定することに決めました。
本当はパイプなら文句無いのですが、材料も無いし技術も無いのでムク棒です。ドロヨケのフレ止めダボも付けました。
塗装したら、それなりに見られるようになりました。
輪行袋を固定して、サドルバッグはわざと下へ押し付けるようにして位置決めしました。
これで、サドルバッグをシートポストへ取り付ける部分のストレスも緩和されるでしょう。
2015年05月27日
ブルベ(ナビ関係の準備)
ブルベは主催者から提供されたキューシート・コマ図等を見ながらコースの通りに走る事が求められます。
最近のブルベはルートラボの地図が提供されています。
これを走行中に効率良く参照するためのレイアウトを考えました。
なにぶん初心者なので、キューシートを見て…と言うのはちょっと難しいだろうと考えました。
最初は、コマ図をA5位の紙に印刷してクリップボードに止めたものと、サイコンで距離を測って走ろうと思っていましたが、まずはクリップボードで良い大きさが無く、また自分はバートップをかなり持つ方なので、ハンドルバー上に大きなクリップボードを取り付けると邪魔になるのではと考え、ロール式のコマ図ホルダーを作る事にしました。
また、当初は予定に入っていなかったのですが、登山用の一番安価なGPSも装備に加わりました。
これと、サイコンでコマ図間の距離を測りながら走ることにしました。
この画像は、コマ図ホルダーも製作途中で、サイコンも手前のステムに付いていますが、最終的にはサイコンはコマ図ホルダーとGPSの間に収まることになりました。
コマ図ホルダーはホームセンターでパーツケースを購入して加工して作りました。
一緒にブルベに出る友人に試作品を見せたところ評判が良かったので、量産しました(^^)
今回のコマ図は全部で150コマありました。
ロールにすると、ごらんのようにこのケースで一杯一杯です。
もっと距離が長くなったら、考えるようですね。
ブルベ(灯火類の準備)
ブルベは夜を徹して走らなければなりません。
さらに、今回のブルベは峠道辺りで夜になり、そのまま夜の街道をえんえんと進むことになります。
なので、強力なライトが必要です。
ブルベのレギュレーションでは単に「2個以上の前照灯が必要」とありますが、ロードは30~40kmのスピードが出ますから、少なくとも原付並みの明るさが必要と考えました。
ネットで調べると、登山・アウトドア用のヘッドライト(額に付ける物)が良さそうです。
自転車用のものも検討したのですが、充電式のものは予備バッテリーを含めると相当な価格になるのであきらめ、
乾電池式の物も、十分な明るさのものをハンドルに2灯付けるとなると乾電池の重さでハンドリングが重くなりそうなので見送りました。
このヘッドライトの電源はUSBなので、スマホ充電用のリチウムポリマーモバイルバッテリーを流用することにしました。これなら、ブルベが終わった後でも外出時に自分のスマホの充電に使えます。
しかし防水性は皆無なので、色々考えた挙句、サドルバッグにゴムブッシュを付けて配線を通し、バッテリーを収納することにしました。
写真は仮のネジですが、もちろんちゃんとしたネジに交換したのでペダリングには支障ありません。
ライトのハンドルへの取り付けは、なかなか上手い位置に取り付けられるアダプターバーが無かったので、例によって自分でフラットバーを溶接してステンパイプをネジ止めしたものを作ってしまいました。
また、夜間にサイコンを見たり、コーナーを照らすために、ヘルメットに下向きと前向きのライトも取り付けました。どちらも自転車用の、ハンドルバーにシリコンバンドで取り付けるものです。ヘルメットの隙間を通して何とか取り付けました。
写真はありませんが、これもレギュレーションでヘルメットの後頭部にも小型の赤色LEDが取り付けてあります。
ブルベ(バッグ類の準備)
ブルベへの準備が始まりました。
まず、色々な装備を運べなければならないという事で、バッグ類の選定をしました。
数ある候補の中から、まず防水性と自立性?(フラフラしにくい)の高さからオルトリーブのシートポストバッグMを選びました。
次に、手元に置く小物やツール、スペアチューブ等を入れるつもりでトップチューブバッグとトライアングルバッグを購入しました。
バッグのカテゴリとして、万一のトラブルの際は自力で戻る事が求められるので、これは以前から持っていた輪行袋です。生地はしっかりしているものですが、ちょっと大きめなので収納場所はこれから考えなければなりません。
バッグ類を取り付けてみました。
以前、ふたまわりほど大きなトップチューブバッグを使った時は膝に当たる感じがしていまひとつだったのですが、今回は小型でしっかりしていそうなものを選んだのでトップチューブバッグは合格です。
もうひとつのトライアングルバッグは中に入れる物の都合で結構膨らんでしまい、ペダリングに影響するので結局普通のツールボトルを使用することにしました。
ブルベ(ランドネきたかんにエントリー)
サイクルスポーツはだいたいツール特集別冊の時には購入していましたが、今回この「ブルベ」特集に目が留まりました。
自慢にもなりませんが、かれこれ30年近くロードと付き合っていますが
「ブルベ」と言う単語を知ったのはこの時が初めてでした。
御存知の方は御存知でしょうが、200km~600kmを制限時間内に走りきり、「認定」を受けるというものです。
ヒルクライムやロングライドより、自分には合っているかもな…と思い始め、もっと濃い特集が組まれた雑誌も買い求めました。
しかし、実際にブルベに出る、となると、これは他のイベントでもそうですがほとんどの大会が土日に組まれているので土日がメインの仕事の私にはやはり無理か…とあきらめかけておりました。
ところが、今回、宇都宮で特別なブルベが開催されることになり、
GW後だし、日程的に大丈夫そうだと言う事でエントリー出来ることになりました。
コースは、宇都宮ろまんちっく村を午前10時にスタートし、高崎・前橋の街中を抜け、赤城山の中腹からからっ風街道を通り、大洗まで出た後ろまんちっく村に次の日の午後1時までに戻ると言うものです。
知人もエントリーすることとなり、久々のイベント出場です。
こうして、私の初めてのブルベへの準備がはじまりました。